災害が起きると、食べ物や水の供給がすぐに途絶える可能性があります。猫は人と違って自分で食べ物や水を確保できません。そのため、いつも食べているフードや安全な飲み水を日常から余分に備蓄し、災害時にも対応できる準備が必要です。
ここでは、具体的な備蓄方法と管理のコツをわかりやすく説明します。

保護猫2匹と暮らす防災士。ふだんは在宅エンジニア。
東日本大震災を経験したことがきっかけで資格取得。
一番大好きな備蓄食品は「えいようかん」。
なぜ備蓄が必要なのか
防災の専門機関では、災害時にはペット用も含め最低1週間分の食料と水を備蓄することが推奨されています。これは、自宅待機や避難が長引いた場合でも、猫の基本的な栄養と水分を確保するためです。
保存する際は、食品や水を密閉できる容器に入れることが基本です。
ローリングストックとは
ローリングストックとは、備蓄用にまとめて物を置いておくだけではなく、日常の食事として少しずつ消費し、消費した分を補充していく方法です。
これにより、食品が賞味期限切れにならず、常に新鮮な状態で備蓄できます。災害時に古い食料を使う心配がなくなります。
・猫のドライフードをいつもより多めに買っておき、使った分だけ補充する
・ペット用水を定期的に入れ替えて鮮度を保つ
ローリングストックを習慣にすると、備蓄品が不要にならずに有効に使える状態で保てます。
ドライフードの備蓄方法
備蓄量の目安
ドライフードは長期保存に向いており、災害時の主食として最も重要です。
一般的な目安として、猫1匹あたり5〜7日分のドライフードを備えておくと安心です。
備蓄方法
ドライフードの保存には、密閉できる容器を使うことが大切です。空気や湿気を遮断することで、フードの劣化を防ぎます。容器は光の当たらない涼しい場所に置き、袋のままよりも鮮度を保ちやすくします。
普段の使い方に合わせてローリングストックし、前に買った分から使うようにします。
ウェットフードの備蓄方法
備蓄量の目安
ウェットフードは水分を多く含み、猫の水分補給にも役立ちます。
ウェットフードも1週間分(猫の体重に応じて)を目安に備えます。保存期間は未開封であれば比較的長く、定期的な入れ替えで鮮度を保ちます。
備蓄方法
開封後は保存期間が短くなるため、未開封の缶やパウチをストックしておきます。ドライフード同様に、ローリングストックで古いものから使うようにします。
飲み水の備蓄とポイント

水は必ず確保する
ペットの備蓄で忘れてはならないのが飲み水です。専門機関では、ペット1匹につき最低でも数日〜1週間分の水を用意することを推奨しています。これを飲み水として確保することで、断水時にも安心できます。
にゃあこねこちゃん1匹につき必要な飲料水の量は、体重1キロあたり1日50mlといわれています



あたちは3.4kgだから、3.4kg×50ml=170mlが1日に必要な量ってこと?



そうだね!さらに1週間分ぐらいの用意って考えておくと、1190ml必要だね。
だいたい猫ちゃん一匹当たりにつき2リットル用意しておくと、しばらくの間の水は安心です。
水の選び方
猫に与える水としては、ミネラル成分が少ない軟水が体に優しいとされています。ミネラル分が多い硬水を長期間飲み続けさせると、尿路結石など健康面で負担がかかる可能性があります。日本の水道水は基本的に軟水ですが、備蓄する場合も軟水を選ぶと安心です。
ペット用の純水も販売されています。特に腎機能に不安がある猫ちゃんがいる場合はそちらの購入をお勧めします!
まとめ:ローリングストックで普段から備えを!


猫の備蓄では、普段から慣れたフードと十分な水を準備することが基本です。ローリングストック法を取り入れることで、食品や飲み水の賞味期限切れを防ぎ、新鮮な状態で備蓄できるようになります。
また、備蓄品は一度そろえたら放置せず、定期的に賞味期限チェックをしましょう!



いざ使おうとなったときに、賞味期限が切れてたら意味がないですからね…うう……。(東日本大震災の時に経験あり……)
目安としては、半年に1回程度、賞味期限や容器の状態を確認するのが良い習慣です。カレンダーやスマホにチェック日を設定して忘れずに点検しましょう!







